TRUE FORM PILATES ピラティスコラム
側弯症とは?

姿勢の左右差が気になる方が

ピラティスを始める前に知っておきたいこと

TRUE FORM PILATES
(トゥルーフォームピラティス)

ピラティスコラム

側弯症とは?姿勢の左右差が気になる方がピラティスを始める前に知っておきたいこと

1. 側弯症とは?まず知っておきたい基本

側弯症と背骨の左右への弯曲について分かりやすく確認するイメージ

側弯症とは、単に「姿勢が少し曲がっている」「肩の高さが違う」という意味ではありません。一般的には、背骨が正面から見て左右へ弯曲し、椎骨の回旋も伴う状態を指し、医療機関ではX線などを用いて評価されます。

「鏡を見ると右肩が高い気がする」

「ウエストのくびれが左右で違う」

「写真を見ると身体が片側へ傾いて見える」

「背骨が左右に曲がっていると言われたことがある」

このようなことをきっかけに、「もしかして側弯症なのかな」と調べる方もいると思います。

側弯症について理解する時に、まず大切なのは、単純な左右の姿勢の違いと、医学的に診断される側弯症を同じものとして考えないことです。

背骨は身体を横から見ると、もともと首・胸・腰で前後方向のカーブがあります。

一方、側弯症では正面から見た時に背骨が左右へ弯曲します。

さらに、背骨が単純に平面的に横へ曲がっているだけではなく、椎骨の回旋を伴うことがあります。

そのため、身体の外から見ると、左右の肩の高さ、肩甲骨の見え方、肋骨まわり、ウエストライン、骨盤まわりなどに左右差が見える場合があります。

医療機関では、立った状態で撮影したX線画像などから背骨の弯曲を確認し、一般的にはCobb角と呼ばれる角度を使って弯曲の大きさを評価します。

一般的な医学的な定義では、X線上で10度を超える側方への弯曲が側弯症として扱われます。

ただし、角度の数字だけを見れば、その方の身体の状態や必要な対応がすべて分かるわけではありません。

どの部分にカーブがあるのか。

一つのカーブなのか複数のカーブなのか。

どの程度回旋しているのか。

年齢はどうか。

成長期なのか成人なのか。

痛みやしびれなどの症状があるのか。

過去の画像と比べて変化しているのか。

こうしたことによって医療的な評価や対応は異なります。

そのため、「側弯症にはこのストレッチ」「側弯症ならこの筋肉を鍛えればよい」と一つの方法へ当てはめることはできません。

また、ピラティススタジオで側弯症そのものを診断することもできません。

側弯症かどうか、どの程度の側弯なのか、どのような運動が許可されているのかは医療機関で確認する。

そのうえで運動ができる状態であれば、身体の使い方を確認する方法の一つとしてピラティスを検討する、という順番が大切です。

  • 背骨の左右への弯曲は医療機関で評価する
  • 見た目の左右差だけで側弯症と自己判断しない
  • 側弯の場所・方向・程度は一人ひとり異なる
  • 椎骨の回旋を伴うことがある
  • 運動を始める前に医療者からの指示を確認する
POINT

側弯症は「背骨が曲がって見えるから、自分で真っすぐに直す」というものではありません。まずは医療機関で現在の状態を知ることが、運動を考えるうえでの出発点です。

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2. 肩・腰・肋骨の左右差だけでは側弯症とは判断できない

肩や腰の高さなど姿勢の左右差を確認するイメージ

側弯症では身体の左右差が見られることがありますが、「肩の高さが違う=側弯症」「骨盤が左右で違う=側弯症」ではありません。見た目だけで診断を決めないことが大切です。

姿勢の左右差は、日常生活でもよく気づくものです。

右肩だけ少し高く見える。

片方の肩甲骨が目立って見える。

ウエストのくびれが左右で違う。

服の裾が左右で違って見える。

写真を撮ると身体が片側へ寄っている。

片脚へ体重を乗せて立つ癖がある。

こうした左右差があると、「背骨が曲がっているのでは」と不安になることがあります。

実際に側弯症では、肩や肩甲骨、ウエスト、肋骨まわりなどの非対称が見られることがあります。

しかし、身体の左右差は側弯症以外の理由でも見えることがあります。

立ち方の癖。

片側へ体重を乗せる習慣。

仕事中の姿勢。

バッグをいつも同じ側で持つ。

スポーツで片側を多く使う。

股関節や肩まわりの動き方の違い。

こうした日常の身体の使い方でも、立った時の姿勢は左右で違って見えることがあります。

そのため、鏡だけを見て「右肩が高いから右側の背骨が曲がっている」「左の腰がくびれているから、この方向へ伸ばせばよい」と自己判断することはおすすめできません。

側弯症では、正面から見える左右のカーブだけではなく、椎骨の回旋など立体的な変化も関係します。

外から見える形だけを反対方向へ押したり、無理に左右を同じ高さへそろえたりすることが、その方に適した運動とは限りません。

特にSNSや動画で「側弯症を真っすぐにするストレッチ」「右凸ならこちらを伸ばす」といった情報を見た時は注意が必要です。

同じ「右に曲がっているように見える」という場合でも、カーブの位置や大きさ、回旋、他のカーブとの組み合わせは人によって違います。

側弯症は、見た目の左右差だけから運動方法を決めるのではなく、診断されている身体の状態をもとに考えることが大切です。

一方で、側弯症と診断されていない方が「姿勢の左右差が気になる」という理由でピラティスを行うことはあります。

その場合も、「左を右と同じ形にする」という考え方だけではなく、立った時の体重の乗り方や呼吸、足裏、股関節、骨盤、背骨、肩甲骨など、身体全体を動かしながら確認します。

見た目だけではなく、その姿勢から無理なく呼吸できるか、腕や脚を動かせるかという視点も大切です。

左右差が気になる時

肩・肩甲骨・ウエスト・骨盤などの左右差は、身体を知るきっかけにはなります。ただし、左右差が見えることと側弯症の診断は別の話として考えてください。

3. 大人の側弯症で気をつけたいこと

大人の側弯症で運動を始める前に身体の状態を確認するイメージ

「側弯症は子どもの病気」と思われることがありますが、大人になってから側弯症について相談する方もいます。成人では痛みやしびれなど別の症状を伴うこともあるため、新しい運動を始める前に現在の状態を確認することが大切です。

学生時代に側弯症を指摘され、そのまま大人になった方もいます。

一方、大人になってから姿勢の変化や腰まわりの違和感などをきっかけに、初めて背骨の状態について詳しく調べる方もいます。

「昔、学校の検診で側弯症と言われたけれど、その後は検査していない」

「若い頃から背中の左右差があった」

「最近、身体が以前より傾いて見える気がする」

このような場合は、過去の診断だけで現在の状態を判断せず、一度医療機関へ相談しておくと安心です。

特に大人の場合、運動を始める際に確認しておきたいのが、痛みだけではありません。

しびれがある。

脚に力が入りにくい。

歩くと症状が強くなる。

急に強い痛みが出た。

症状が以前より明らかに変化した。

このような場合は、ピラティスや筋トレ、ストレッチを自己判断で始める前に医療機関へ相談してください。

ピラティスは医学的な検査ではありません。

背骨のカーブが進行しているかどうかを判断することもできません。

神経にどのような影響があるかを診断することもできません。

だからこそ、すでに側弯症と診断されている方がピラティスを始める場合には、可能であれば現在の医療機関で、運動を行ってよい状態なのか、避けるよう言われている動きがあるのかを確認しておくことが大切です。

また、「側弯症だから運動をしてはいけない」と一律に考える必要もありません。

成人の側弯症でも、その人の状態に合わせて身体を動かすことが勧められる場合があります。

ただし、「動いた方がいい」ということと、「どんな運動でも自由に行っていい」ということは同じではありません。

身体の状態によって、安全に行いやすい運動の種類や負荷は変わります。

運動するか・しないかではなく、自分の身体に合わせてどのように運動するかを考えることが大切です。

  • 過去の診断だけで現在の状態を決めない
  • 痛みやしびれなどがある場合は医療機関へ相談する
  • 運動について医師・理学療法士などから指示があれば共有する
  • 禁止・制限されている動きがないか確認する
  • 「側弯症だから運動禁止」と一律に考えない

4. 側弯症のストレッチ・筋トレを自己判断で決めない

側弯症のストレッチや筋トレを身体に合わせて考えるイメージ

「側弯症 ストレッチ」「側弯症 筋トレ」と検索すると多くの運動が見つかります。しかし、側弯症はカーブの場所・方向・程度が一人ひとり違うため、全員へ同じ運動を当てはめることはできません。

背骨が左右に曲がっていると聞くと、反対方向へ強く伸ばせば真っすぐになるのではないかと考える方もいると思います。

たとえば、「右へ曲がっているなら左へ曲げるストレッチをすればいいのでは?」という考えです。

しかし、側弯症はそのように単純な二次元の曲がりだけで考えるものではありません。

背骨のどの高さにカーブがあるのか。

胸椎なのか腰椎なのか。

複数のカーブがあるのか。

椎骨がどのように回旋しているのか。

肋骨や骨盤はどのような位置なのか。

こうした状態によって身体の特徴が異なります。

そのため、ネットで見つけたストレッチを見た目だけから選び、身体を強く反対方向へ押し込む方法はおすすめできません。

ストレッチ自体が悪いという意味ではありません。

心地よく身体を動かしたり、動かしにくい場所を無理のない範囲で動かしたりすることが合う方もいます。

大切なのは、「側弯を治すために、この方向へ強く伸ばさなければ」と自己判断しないことです。

筋トレについても同じです。

「左側が弱そうだから左だけ鍛える」

「右肩が高いから右側を使わない」

「骨盤が傾いて見えるから片側だけお尻を鍛える」

このように見た目だけから筋力の強弱を決めることはできません。

筋肉が大きく見える側が、必ずしも強いとは限りません。

張りを感じる側が、必ずしも「使いすぎ」だけとは限りません。

身体を支えるために頑張り続けていることもあれば、動きの中では別の場所へ頼っていることもあります。

また、左右でまったく同じフォームを作ることが、必ずしもその方にとって自然とは限りません。

背骨や胸郭の形そのものに左右差がある場合、左右の腕や脚を動かした時に感じ方が違うこともあります。

そこで運動では、片側だけを悪者にするのではなく、左右それぞれが現在どのように身体を支え、どの範囲なら無理なく動けるのかを確認することが大切です。

医療機関や理学療法士から具体的な運動指導を受けている場合は、その内容を優先してください。

ピラティスを併用する場合にも、現在行っている運動や避けるよう言われている動きをインストラクターへ共有することが大切です。

自己判断しない

「右が高いから右を下げる」「左が弱そうだから左だけ鍛える」という見た目だけの判断ではなく、診断内容と実際の動きをもとに運動を考えます。

5. ピラティスを始める前に確認しておきたいこと

側弯症の方がピラティスを始める前に医療情報や身体の状態を確認するイメージ

側弯症と診断されている方がピラティスを始める場合は、体験レッスンの前に現在分かっている診断内容や医療者からの指示を共有することが大切です。

「側弯症があります」と一言で伝えるだけでも、重要な情報です。

さらに分かる範囲で、次のようなことを伝えていただけるとレッスンを考えやすくなります。

いつ頃診断されたのか。

現在も定期的に診察を受けているのか。

医師から運動をしてよいと言われているのか。

避けるよう指示されている動きはあるのか。

背中や腰などに痛みがあるのか。

しびれなど神経に関わる症状がないか。

日常生活でどのような動きが気になるのか。

過去にどのような運動をしてきたのか。

こうした情報があると、「側弯症だからこの運動」という決め方ではなく、現在の状態に合わせて内容を考えやすくなります。

また、レントゲン画像そのものをスタジオで診断することはできません。

インストラクターは医師ではないため、画像を見てCobb角を測定したり、どの治療が必要かを判断したりすることはできません。

ただ、医師や理学療法士から「この動きは控えてください」「この範囲で運動してください」と説明されている場合、その情報をもとにレッスンを調整することはできます。

そして、運動中にも身体の反応を確認します。

動いた時に痛みが出ないか。

呼吸を止めて頑張っていないか。

強く身体をねじろうとしていないか。

無理に「真っすぐ」を作ろうとして身体を固めていないか。

左右で動きやすさに違いがあるか。

こうしたことを確認しながら進めます。

特に側弯症の方の場合、インターネットで見た「正しい姿勢」をそのまま再現しようとして、胸を強く張ったり、肩の高さを無理やり合わせたりすることがあります。

しかし、「見た目を左右対称にすること」と「その人が無理なく身体を支えられること」は同じではありません。

ピラティスを始める時も、写真のような一直線の身体へ合わせるのではなく、今ある身体の状態を理解しながら進めていくことが大切です。

  • 側弯症と診断された時期
  • 医療機関へ現在も通っているか
  • 運動について許可・制限があるか
  • 痛み・しびれなど気になる症状があるか
  • 日常生活や運動で気になる動き

6. 側弯症の方にピラティスでできること・できないこと

側弯症の方がマンツーマンピラティスで身体の使い方を確認するイメージ

側弯症の方に対して、ピラティスで背骨のカーブそのものを治療したり、必ず真っすぐに戻したりすることはできません。ピラティスで考えたいのは、運動が許可されている範囲で身体の使い方を確認することです。

「側弯症にピラティスは効果がありますか?」と聞かれることがあります。

この質問に対して、「ピラティスをすれば側弯症が治ります」と答えることはできません。

側弯症は医療機関で診断・管理される状態です。

ピラティススタジオは治療を行う場所ではありません。

背骨のカーブの進行を止めると約束することもできません。

Cobb角が小さくなると保証することもできません。

では、ピラティスでは何を見るのでしょうか。

運動ができる状態であれば、まず現在の身体で無理なく行える動きを確認します。

立った時にどのように足裏へ体重が乗っているか。

左右の脚で身体を支えた時にどんな違いがあるか。

呼吸をした時に胸郭がどのように広がるか。

腕を上げた時に肩甲骨や背骨がどのように動くか。

股関節を動かした時に骨盤や腰がどう動くか。

身体を回旋した時に、どこまでなら無理なく動けるか。

こうした身体の使い方を確認していきます。

側弯症の方の場合、左右で感覚が違うこともあります。

片側では呼吸が入りやすい。

片側では腕が動かしやすい。

一方の脚では身体を支えやすい。

反対側ではバランスを取りにくい。

こうした違いを「悪い側を直す」と考えるのではなく、まず知ることから始めます。

また、マシンピラティスではスプリングやマシンによって身体を支えられることがあります。

立った状態では身体をどう支えればよいか分かりにくい場合でも、リフォーマーなどで横になり、身体を支えられる状態から脚の動きを確認できることがあります。

キャデラックでは、身体の位置や動く範囲を調整しながら運動を行うことがあります。

チェアでは立位に近い状態で、足部や股関節、体幹の使い方を確認することがあります。

ラダーバレルやスパインコレクターも、その方の身体に合う場合には使用します。

ただし、「側弯症だからこのマシン」「右凸だからこの種目」という決まった使い方はしません。

その方の診断内容、身体の状態、運動経験、医療者からの指示、その日の体調を確認しながら選びます。

TRUE FORM PILATESが大切にしているのは、マシンや運動に身体を合わせるのではなく、一人ひとりに合わせてマシンと運動を選ぶことです。

側弯症がある方では、この考え方がより大切になります。

ピラティスの役割

側弯症を治療するのではなく、医療的に運動が可能な状態で、現在の身体でどのように呼吸し、支え、動いているかを確認していくことがピラティスでできることの一つです。

7. 左右を無理に同じ形へそろえない

姿勢の左右差を無理にそろえず身体に合わせて運動するイメージ

側弯症や姿勢の左右差があると、「左右を同じ高さにしなければ」と思いやすくなります。しかし、運動の目的を見た目の完全な左右対称だけにしないことも大切です。

人の身体はもともと完全な左右対称ではありません。

心臓や肝臓など内臓の位置も左右で違います。

利き手や利き脚もあります。

仕事やスポーツによってよく使う側も違います。

そこに側弯症がある場合、背骨や胸郭の形にも左右差があります。

そのため、運動中に「左右が違う」ということ自体をすべてなくそうとする必要はありません。

たとえば右腕と左腕で上げやすさが違う場合。

両方を無理に同じ角度まで上げることが目標とは限りません。

左脚と右脚で片脚立ちの感覚が違う場合も、一方を無理にもう一方と同じ形へ押し込む必要はありません。

まず、左右でどのような違いがあるかを確認します。

右ではどこに力が入りやすいのか。

左ではどこが動きにくいのか。

どちらの方が呼吸しやすいのか。

どちらの脚へ体重を乗せやすいのか。

その違いを知ったうえで、その人が無理なく動ける範囲を探します。

また、姿勢を「真っすぐ」に見せようとして、胸を強く張ったり、片方の肩を無理に下げ続けたりすると、別の場所に力が入り続ける場合があります。

見た目では肩の高さが近づいたとしても、呼吸がしにくくなったり、身体を固め続けなければ保てない姿勢になったりすれば、それを日常生活で続けることは難しくなります。

ピラティスで考えたいのは、止まった状態だけではありません。

その姿勢から呼吸できるか。

腕を動かせるか。

脚を動かせるか。

立ったり歩いたりできるか。

日常の動作へつながるか。

形だけの左右対称ではなく、その人の身体で無理なく動けることを大切にします。

特に側弯症では、一人ひとりカーブの特徴が異なるため、完全マンツーマンで身体を確認しながら進めることには意味があります。

スプリングの強さ。

身体の向き。

動く範囲。

左右の回数。

姿勢。

使用するマシン。

休憩の取り方。

こうしたことを、その方の身体に合わせて変更します。

そして、違和感や痛みが出る動きを無理に続けません。

「左右差がある身体を間違った身体として扱う」のではなく、現在の身体を理解したうえで動き方を探していく。

これが、TRUE FORM PILATESで側弯症や身体の左右差がある方と向き合う時に大切にしたい考え方です。

  • 左右差をすべて悪いものと考えない
  • 見た目だけを無理に左右対称へそろえない
  • 左右それぞれの動きやすさを確認する
  • 呼吸しながら動ける範囲を大切にする
  • 一人ひとりの状態に合わせて負荷・姿勢・動きを変更する

8. よくある質問

側弯症とピラティス・運動についてのよくある質問

側弯症、姿勢の左右差、ストレッチ、筋トレ、ピラティスについて気になりやすい疑問をまとめました。

Q. 側弯症とは何ですか?

側弯症は、一般的には背骨が正面から見て左右へ弯曲し、椎骨の回旋を伴う状態です。医療機関ではX線などを用いて評価し、一般的にはCobb角が10度を超える側方弯曲が側弯症として扱われます。見た目だけで自己診断することはできません。

Q. 肩の高さが左右で違うのですが、側弯症ですか?

肩の高さや肩甲骨、ウエストなどの左右差は側弯症で見られることがありますが、左右差があるだけで側弯症とは判断できません。気になる場合は整形外科など医療機関へご相談ください。

Q. 側弯症はピラティスで治りますか?

ピラティスで側弯症を治療したり、背骨を必ず真っすぐにしたりすることはできません。側弯症は医療機関で診断・管理される状態です。運動が許可されている場合に、身体の使い方や呼吸、姿勢、動作を確認する運動の一つとしてピラティスを検討できます。

Q. 側弯症でもストレッチをしていいですか?

一律に「このストレッチなら大丈夫」とは言えません。カーブの位置・方向・程度、症状などは一人ひとり異なります。特に背骨を反対方向へ強く押し込むような自己流のストレッチを始める前には、医療者へ確認することをおすすめします。

Q. 側弯症でも筋トレをしていいですか?

側弯症があるという理由だけで、すべての筋力トレーニングが禁止されるわけではありません。ただし身体の状態や症状によって適した運動は異なります。医療者から運動について指示を受けている場合は、その内容を優先してください。

Q. 側弯症では左右で違う運動をした方がいいですか?

見た目だけから「右を伸ばす」「左だけ鍛える」と決めることはおすすめできません。カーブや回旋の状態は人によって異なります。医療的な指示がある場合はそれに従い、ピラティスでは左右それぞれの身体の使い方を確認したうえで内容を調整します。

Q. 大人になってから側弯症が気になった場合はどうすればいいですか?

過去に側弯症を指摘されていて現在の状態が分からない場合や、最近姿勢や症状に変化を感じる場合は、一度医療機関へ相談して現在の状態を確認することをおすすめします。特に強い痛み、しびれ、筋力低下などがある場合は、運動より先に医療機関で確認してください。

Q. 側弯症と診断されていますが、TRUE FORM PILATESで体験できますか?

側弯症があることだけで一律に可否を決めるものではありません。まず現在の診断内容、症状、医師から運動についてどのような説明を受けているかをご相談ください。運動が可能な状態であれば、医療者からの指示を守りながら、その日の身体に合わせて内容を調整します。

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まとめ

側弯症と姿勢の左右差についてピラティスを始める前に知っておきたいことのまとめ

側弯症や姿勢の左右差が気になる時は、身体を自分で無理に真っすぐにしようとするのではなく、まず現在の背骨の状態を正しく知ることが大切です。

  • 側弯症は医療機関で診断・評価される
  • 肩や骨盤の左右差だけでは側弯症とは判断できない
  • ストレッチ・筋トレを見た目だけから自己判断しない
  • 運動前に医療者からの許可・制限を確認する
  • ピラティスでは側弯を治すのではなく身体の使い方を確認する

側弯症について調べている方の中には、「何とか自分で真っすぐにしたい」と感じている方もいると思います。

鏡を見ると肩の高さが違う。

背中の片側が出ているように見える。

ウエストラインが左右で違う。

立った時に身体が傾いて見える。

こうした左右差が気になると、「左へ伸ばせばいいのかな」「右側を鍛えればいいのかな」と考えたくなるかもしれません。

しかし、側弯症は外から見た身体の形だけで判断することはできません。

正面から見た背骨の弯曲だけでなく、椎骨の回旋なども関係する立体的な状態です。

カーブの位置、方向、程度も一人ひとり違います。

だからこそ、まず大切なのは医療機関で現在の状態を確認することです。

そして、すでに診断を受けている方は、運動を始めてもよいか、避けるべき動きがあるかを確認してください。

特に強い痛み、しびれ、明らかな筋力低下などがある場合は、ピラティスやストレッチ、筋トレを自己判断で始める前に医療機関へ相談することが大切です。

一方、医療的に運動が可能な状態であれば、身体を動かす方法の一つとしてピラティスを検討することができます。

ただし、その目的は「背骨を力ずくで真っすぐにすること」ではありません。

立った時に足裏へどのように体重が乗っているのか。

左右の脚では身体の支え方がどう違うのか。

呼吸をした時に胸郭がどのように動くのか。

腕を上げる時に肩甲骨や背骨がどう動くのか。

股関節を動かした時に骨盤や腰がどのように関わるのか。

このように、現在の身体の使い方を確認します。

左右で違いがあれば、その違いをすぐに「悪い」と決めるのではなく、まずどのような違いがあるのかを知ります。

そして、その人の身体で無理なく呼吸し、支え、動ける範囲を探していきます。

TRUE FORM PILATES(トゥルーフォームピラティス)は、完全個室・完全マンツーマンのマシンピラティススタジオです。

リフォーマー、キャデラック、チェア、ラダーバレル、スパインコレクター、マットなど複数の選択肢を用意しています。

ただし、すべてのマシンを使うことが目的ではありません。

マシンや運動に身体を合わせるのではなく、一人ひとりに合わせてマシンと運動を選ぶ。

側弯症がある方では特に、決まった「側弯症メニュー」へ身体を当てはめるのではなく、医療者からの指示、現在の身体、症状、運動経験、その日の体調を確認しながら進めることが大切です。

側弯症と診断されている方、姿勢の左右差が気になっている方、側弯症でストレッチや筋トレ、ピラティスを始めようと考えている方は、「真っすぐにしなければ」と急ぐのではなく、自分の身体の状態を知ることから始めてみてください。

そのうえで、運動ができる状態であれば、自分の身体に合わせながら動き方を学ぶ方法の一つとしてピラティスを取り入れることができます。

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